アワビの食について | 鹿児島水産センター株式会社は、薩摩アワビの陸上養殖を中心に行っている南さつま市の会社です。漁業体験・研修活動等も行っており、漁業・水産業の活性化を目指して活動しています。

アワビの食について

アワビの食について

アワビについて

アワビについて

アワビの生態

アワビ(鮑)は、ミミガイ科の巻貝です。日本では北海道南部から九州まで生息しています。
潮が引くと現れる干潮帯から水深20m程度の岩礁にへばりつくように生息し、
こんぶやわかめ、ほんだわら、あらめ、ひじき等といった海藻を食べています。
天然のものも生息しますが、稚貝を放流して餌を与え養殖します。
その餌の種類により殻の色に違いがでます。
日本では「クロアワビ」「マダカアワビ」「エゾアワビ」「メカイアワビ」「トコブシ」「フクトコブシ」の6種が食用とされています。

健康食品としてのアワビ

アワビの成分は、タンパク質、脂肪、多糖類、ビタミンA,B1,B2,E,K、カルシウム、ニコチン酸、鉄、マグネシウムなどが主要成分です。
漢方医学では、アワビは肝臓や腎臓の虚弱を補い、めまい、緑内障、吐血、不眠症、
胃酸の出過ぎ、咳などの症状に強い効果があると考えられています。
また、アワビは、各種の結核にも効果的だともされています。
これは、アワビが体内の白血球を増加させ、結核菌を消滅させる作用があると考えられるためです。

アワビの歴史

古来よりアワビは朝廷への献上物として珍重されるだけでなく、古代の書物に神秘な生物として描かれ、
信仰の対象としてまつられる例も多々あったようです。
現代でも贈答品を送る際に使われる熨斗袋などは、こうした日本の文化とアワビとの結び付きの名残と言えるのです。
熨斗と言う名は、熨斗鮑(ノシアワビ)を作る過程において薄く伸ばすことから来ています。
初めのうちは食物として扱われていたようですが、時代を下るにつれ贈答の意味合いだけが強くなり、
お祝い事での贈答品に添えられるようになりました。
それが次第に細長く切った熨斗鮑(ノシアワビ)を六角形に折った色紙に入れたものへと変わり、
さらに熨斗鮑(ノシアワビ)に代わって、細長く切った黄色い紙を包むものへと簡略化されていきました。
現在では、単に熨斗と印刷された熨斗紙も一般に利用されていますが、元々はアワビを干して伸ばした物だという事を是非覚えてくださいね。

医学から見るアワビの効能

中医学から見るアワビ

中医学によると、アワビの身は味が「甘・鹹」即ち「甘い」かつ「鹹い」で、性質が「温」即ち「穏やか」であり、
肺の疲れの解消、胃腸機能や腎臓機能の改善、生理不順の改善などの効能があるといわれています。
それについて、明朝の李時珍は『本草網目』に、アワビの身と殻は同様の効能を持ち、それらを食べ続くことによって、
人の体は精気が補われ軽くなる・ほかに生理不順や便秘の改善にも効果的であると書かれていました。
中医学により、頻繁的な目眩や耳鳴り、喉の渇き、目の乾きなどの一般的な原因として、
男性の場合は腎機能の低下、女性の場合は貧血や神経衰弱などが考えられます。
それらの症状はアワビを食用することによって改善できる場合があります。

現代医学から見るアワビ

現代医学的な観点からみると、アワビはビタミンAとビタミンB群を多く含んでいる為、
アワビが目の機能を高める効能や疲労回復の効能を有しているのはそのためではないかと考えられています。
さらに、アワビはヨウ素を含んでいる為、血圧の不安定による目眩や肝機能低下などに治療効果があると考えられています。
一方、アワビの殻にはアルギニンやグリシンなど多種のアミノ酸のほか、炭酸カルシウムや鉄分、マグネシウム、ヨウ素などが含まれています。
粉砕した殻は薬として利用することができ、それが目の機能を高めることや、目眩の改善などの効能があるといわれています。

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